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- ねえこれみんな体験した方がいいと思うの
- 2019.08.22
楽しい夏休みも終わってしまった人も多いでしょうか。
わたしはちなみに、まだまだ終わりません。(そうだった大学生って夏休み信じられないくらい長いんだった)
わたしの仕事はあんまり「休み」って概念がないので関係ないっちゃないですが、
夏休みって響きがいいんだよなぁ…とニヤニヤしながら31歳(一応学生)の夏休みを満喫しております。
さて、先日こんなイケてるものに参加してきたよ。
(余談だけどわたしSPEED世代だから今井絵理子ちゃんと参加できてとっても嬉しかったよprecious time歌い出したかったよ)
ダイアログインザダークはご存知の方も多いですよねきっと。
一切「光」がない空間を体験できるの。
何名かのチームで入るのだけど、わたしたちをアテンドしてくれるのが視覚障がい者の方。
彼らにとっては、その「漆黒の闇」が普通なんですよね。
だから、わたしたちが暗闇でパニックになっているところを、優しく心強くアテンドしてくれる。
声だけで、だれがどこに、どんなふうにいるのかが彼らには見える。
音だけで、お風呂のお湯がどのくらい溜まったのかが見える。もうほんとすごいの。なんか見えてるみたいに。
光がない世界では、「声」や「音」、そして触れ合うことによる「体感」がすべての大きな手がかりになり、
いつも以上に、大切なコミュニケーションのツールになるのです。
ダイアログインザダークを体験すると、盲目の人を「かわいそう」と思うことはなくなるかもしれない、とだれかがいってた。
だって、あの空間で盲目の人は、あんなにも頼り甲斐があってたくましく、生き生きしてるんだもん。
わたしたちの方がよっぽど、なにもできなかった。
障がい者に対しての意識を一新させられる体験になるのが、ダイアログインザダークです。
人の考え方見方って、結局「体験」でしか変わらない。
わたしたちどっかで、「障がい者」と「健常者」で分けちゃってないだろうか。
健常者は障がいがある人の気持ちはわかってあげられない。そうどこかで、なんかちょっともしかしたら少しだけ上から思ってやしないだろうか。
ちゃんと、体験できます。
そして、体験したら、変わります。
まじで正直にいうと
すいませんでした!!!!🙇♂️
なめてました!!!!🙇♂️🙇♂️
っていう気持ちになります。
世界が、広がる。大げさに聞こえるかもしれないけど、ほんとそんな感じです。
ドイツで生まれたこのダイアログインザダークを知り、多くの人がこれによって考え方生き方を変えていくのを目の当たりにした志村真介さんはとんでもなく感銘を受け、
これをどうにか日本でも体験してもらいたい!!!と日本に持ってきてくれました(ほんとみんな感謝した方がいい。飛行機代がかなり浮きます)
そしてそんな真介さんをサポートしているのが奥様であり、バースセラピストでもある志村季世恵さん。
あの樹木希林さんも、亡くなる直前まで季世恵さんの言葉を支えにされていらしたそう。
(季世恵さんの本「さよならの先」はまじで号泣して大変なことになるのでおうちでぜひこっそり読んでください。)
わたしこのおふたり、だいすきなの!いつもだれか人のために心と身体を使ってるおふたりです。
ダイアログシリーズには、なんと他にも二つある。
「サイレンス」と「タイム」です。
サイレンスは、「音」のない世界。
聴覚障がいを持った方がアテンドしてくれます。
「タイム」は、わたしたちの大先輩、お年寄りがアテンドです。
わたしたちが普段、もしかしたら「弱者」とどこかで思ってる方たちかもしれない
でもここでは、逆にそういう方たちに、わたしたちが助けてもらったり、教えてもらったりするのです
彼らははたして、ほんとに弱者なのか?
むしろわたしたちのほうがいろんなものが見えてないんじゃないか
普段当たり前にあるものが「ない」世界では
普段気づかないものにたくさん気づける。
わたしたちはいろんなものが見えすぎていて慣れすぎちゃってて、
大切なものを見落としてるかもしれない。
このダイアログシリーズが、
なんといつでもみなさんに体験してもらえるように、
もうすぐ東京竹芝に、できます。
その施設の費用をいま、クラウドファンディングで集めています。
わたしも微力ながら、いや微力なんだけどめちゃくちゃ応援しています。
だってこれ本当に多くの人にとって必要な体験ができるから。
どっちみちいつか行きたいと思ってる人はぜひ、いまクラウドファンディングのページからチケットをご購入ください!!!
ここから買えるよ↓
https://readyfor.jp/projects/dialogueみんなでちゃんと見よう。
ほんとにちゃんと、見なきゃいけないもの。
知っておかなくちゃいけないものを。
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- みんなが学校 大成功!!!
- 2019.08.04
昨日8/3、「みんなが学校」無事開催することができました!!🏫✨
いやぁ本当に愛に溢れた1日だった。
ここまで一緒にきてくれた運営事務局のメンバー
授業を一生懸命つくってくれた高校生、大学生、大人サポーターのみなさま
当日手伝ってくれたスタッフ
当日お越しいただいた、200名を超えるたーくさんの方々
心から感謝申し上げます!!!!!
運営事務局メンバーに、みんながサプライズをしてくれた。これはまじで想定外で恐縮した。
いまの運営事務局メンバーとの「こんな学校があったら最高だよね!」という(ちょっとお酒が入っていての)妄想から始まり
本当にこんなに立派な形にできちゃったのは、ちょっと想像以上で、最後なくのこらえるの必死でした。
たくさんのこどもたちがたのしかった!!!と興奮して
「これ次いつやるんですか?」と聞いてくださる親御さんがたくさんで
正直、ほっとした。
このイベントは、当日までの「過程」をなによりも大切にしていて
当日は「おまけ」というより「ご褒美」といえばいいのか…
ちょっといい言葉が見つからないのだけど。
本番までの過程がなによりもの学びになる!というのをすべての軸にして当日まで走った。
それは高校生も大学生も大人サポーターもわたしたち運営メンバーにも、みんなにいえることで。
高校生たちが、なんの強制力もなく、大人に混じって打ち合わせして意見出し合って形にしていくその経験は、わけわかんないくらいこわくてむずかしくて、
でも学校ではなかなか得られないものだし、
大人や大学生が、高校生たちの自主性をそぐわないようにコーチとなってモチベーションを維持したり、よりいい場所に導いたりするのは、
会社や大学の授業ではなかなか体験できないものだったと思います。(これがまじで一番むずい)
それが、わたしたちがやりたかったことでした。
「小学生向けのイベントを開催すること」が目的なのではなく、
その過程で、作り手である高校生や大人たちが、
悩んで、モヤモヤして苦しんで、でもちっこい光を見つけて手探りで進んで、走りきった時になんとなく腑に落ちるあのかんじを、「本当の学びとはなんなのか?」を肌で感じてくれて、その様をたくさんの方にみていただき、
「学校でもこんなことできたら最高じゃない?」
っていうメッセージを、たくさんの人に伝えたかった。
こどもたちは、大人が思っている以上に考えてる。
いつも目的や意味を、考えてる。
大人はこどもにいろんなことを「教えてあげなくちゃ」と思ってるけど
大人のほうがこどもに教わることのほうが多いんだと思う。
3ヶ月前くらいの集まりの時、大学生のさえちゃんがみんなのまえでこんな話をしてくれました。
「チームのリーダーは、高校生です。主役は、あくまでも高校生。この8つの授業は、彼らのアイデアから始まっています。大学生と大人は、サポーターなんです。モンスターにならないで。高校生のことを信じてください。」
ここまで考えてつくってるイベントってあるんだろうか?と我ながらおもう。
それだけに、本当に難しかった。
はっきり言って、わたしたちが「いい!」と思うちょっと面白い授業をいくつも用意して、協賛募ってイベントやるほうが100倍簡単だった。
でもそれじゃあ意味がなかったのです。そういうイベントならほかにもたくさんあるから。
その過程で、たくさんのことが得られることを、高校生たちに知って欲しかった。
より多くの大人に、出会って欲しかった。
大人にも、大学生や高校生たちともっと触れ合うことで、大切ななにかを思い出して欲しかったし、気づいて欲しかった。
なんだか偉そうにきこえるけど、わたし自身自分の人生でしてきた経験や出会いと、そして新陽高校でのインターンを通して、大切なことを学ばせてもらって、それをもとに、つくったイベントだった。
ワクワクさせてくれる大人との出会いは人生を変えるということ。
なにかを教えられるのではなく、自分で見つけたワクワクから本当の学びが得られるのだということ。
そしてちっこくてもいいから、何かに挑戦してやり遂げたその成功体験は、自分の世界を見違えるほどに広げてくれるということ。
ぜんぶ当たり前のことなんだけど、でもこれがなかなかできない。
だから、そういう場所をつくりたかった。
深すぎて、伝わらないかもしれない。(たぶん、自己満に近いww)
わたしたちも手探りすぎて、もっともっと上手にやれればよかったなぁとおもうくらいに、ついてきてくれるみんなを不安にさせたり悩ませたりしちゃったとおもうんだけど
でもわたしたちがやりたかったこと伝えたかったことは、ちょっと、伝わったんじゃないかなぁ。伝わってるといいなぁ。と思っています。
企業からお金をいただいてPRを兼ねた授業なんてなにひとつなくて、
「この授業で小学生おやこになにを伝えたい?どんなものを持って帰ってもらいたい?」
という、作り手の純粋な気持ちだけで作られた14の授業。
だからこそ、あんなにキラキラした顔が、みられたんだと思います。
なにより、大好きな札幌で、大好きなメンバーと愛に溢れた1日を作れたことを一生忘れません。ありがとう。
「みんなが学校」続けてください!!!と昨日もたくさんの方に言ってもらえてとっても嬉しいです。
どうしたら続けていけるか、運営メンバーで考えてみるね。(ちと持続可能は方法を模索します)
ここまで一緒に走ってくれたみなさま
ここまで応援してくださったみなさま本当にありがとうございました!!!
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- ★授業紹介★プロたちに学ぶ!5つの授業
- 2019.07.30
これはきっとすぐ参加枠埋まっちゃうだろう、、と思うのでギリギリでのご紹介。
8/3みんなが学校🏫 https://www.minnaga-gakko.com/ には、
「高校生が発案した授業」と「運営事務局で企画した授業」の二種類あります。
「高校生が発案した授業」は、事前予約制。
それ以外は当日予約なしで入れます。なので当日先着順となります。
今日は、わたしたち運営事務局で企画した授業をご紹介。
『自分のマークってなんだろう?〜ロゴマークをデザインしてみよう〜』
先生👨🏫株式会社zukku 代表 亀山圭一さん(スーパーデザイナーさん)
https://face-sapporo.com/kameyama_keiichi/プロのデザイナーさん(札幌で大活躍の人気スーパーデザイナーさん)に、デザインのことを教えてもらえる授業です。
こどもたちに「デザイン」とはなんなのか?というのを遊びながらちょっとだけ体験してもらいます。
普段いろんな企業のロゴやマーク、紙やウェブ媒体のデザインを手がける亀さんですが、とってもおしゃべりが上手なので、
こどもたちきっと大喜びだろうなぁ。
この授業では、「自分のロゴ」を作って缶バッジにして持って帰ってもらえます。楽しそう🤤
「デザイナーになりたい」とか言い出す子どもが増えたら、かわいいなぁ..🤤🤤
『絶対に喜ばれる誕生日会計画~大切な人の誕生日プロデューサーになろう~』
先生👩🏫渡部智穂さん(公益財団法人札幌市芸術文化財団 札幌文化芸術交流センター SCARTS 普及プログラム担当)1年に1度だけやってくる誕生日。
いつもは誰かにお祝いしてもらう誕生日だけど
この授業では、「大切な誰かの誕生日」を考えて自分で企画をしてみます!
企画する相手はなにが好きで、どんな誕生日だったら喜ぶかな??
「大切なだれかを想う時間」は、いろんな発見がある。
最後はプランシートに落とし込んで、企画書をつくります。
「プランニング」のプロに学べちゃう企画力の授業!!
これさ、社会人の基本体験できちゃうよね。親御さんもぜひ授業参観を♡
『昆虫が大好きな人あつまれ~虫取りキングの虫取り秘訣~』
先生👨🏫堀繁久さん(北海道博物館学芸主幹)みんなさ、カマキリってみたことある?
北海道ってあんまりカマキリいないらしい。だから見たことない子どもも多いんじゃないかな。
図鑑に出ていたり、強い昆虫みたいにキャラになってたりするけど、実際どうなんだろ???
先生の堀さんは「さがそう!ほっかいどうの虫!」という図鑑もだされている昆虫博士。
虫取りの秘訣は虫を目でみつけるんじゃなくて、「環境」をしっかりと観察することなんだって。
なるほど!!!そしたら見つけやすいのか
昆虫採取のポイントや図鑑の味方などもしっかり学びます。
男の子にはたまんない授業🤤
『お店づくりの知りたいイロハ〜ものを売るってどういうこと?〜』
先生👨🏫SAVON de SIESTA 附柴裕之さん
https://www.hokkaidolikers.com/articles/3992わたしたちの日常には「もの」があふれてる。
「ものを買う」ということをじっくり考えたことってあるかな。
それがわたしたちの手元に来るまでに、「作ってくれた人」「運んでくれた人」「売ってくれた人」
そしてプレゼントされた場合は、
「それを選んでくれた人」
たくさんの人が関わってる。
この授業では、「ものをつくる」ということについて考えてみよう!
ただ「ものをうる」ではなく、そこにたくさんのこだわりと「想い」をこめてひとつひとつ石鹸をつくってる札幌のお店(わたしも愛用してる)SAVON de SIESTAの附柴さんが先生です。
このお店のオーガニックバスソルトを実際に作ってみよう!
「大切なだれか」へのプレゼントとして♡
さいごに!
『お仕事ってこんなにあるんだ!〜絵あわせカードゲームで知ろう〜』
先生👨🏫アルバイト情報誌 アルキタよく思うんだけど、学校にさ、「進路指導室」ってあるけど
進路ってなめちゃいかんなぁと思うのです。
大人がもっと、こどもたちにたくさんの選択肢を見せてあげて、触れさせてあげるべき!と思うの。
みんなが学校の会場としても貸してくださってるアルキタさんは、北海道のたーーーくさんの職業を知ってるスペシャリストの集まり!
そんなアルキタさんが今回、小学生向けに、いろんな職業にちょっとだけ触れられるゲームを作ってくれたよ。
どんな人生にしよっかな〜とちょっと上から目線で、大人たちの仕事を眺めてみてね♡
上の授業5つは事前予約不要だよ!!!
当日お目当ての授業の教室にダッシュしてね🤸♂️💓
詳細はこちらから↓
https://www.minnaga-gakko.com/
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- ★授業紹介★おやこあいの絵本づくり
- 2019.07.29
今日は高校生がつくった授業でなく
わたしがやりたい!!とだだこねていろんな方にご協力いただきつくった授業のご紹介。
きいて、これめちゃくちゃいいの。我慢して長くしなかったから、最後まで読んでください。←いつもなげーのよごめんなさいね
札幌新陽高校の保健室の大坂瞳先生とこんな話をしてたところからはじまったの。
そもそも8/3「みんなが学校🏫」 https://www.minnaga-gakko.com/ には、
「学校ではできない授業をつくろう!」
というテーマがあって。
そんでわたし大坂先生にきいてみたの。
ねえ学校の保健室でほんとはもっと生徒に何伝えたい?って。
「あなたたちは、生きてるだけで価値があるんだよ。誰かにちゃんと、愛されてるんだよ。ってことをもっとちゃんと伝えたい。怪我とか体調のケアよりも、もっと心のケアをしてあげたいなぁって思いつつ、正直そこまでしてあげられてないなぁ、って思ってるよ。」
ああほんとそうだなぁと思った。
高校生ってとてもナイーブで、家庭でのこと、彼氏彼女のこと、友達のこと。いろんな悩みが尽きなくて、保健室にはそういう話が集まってくる。
大坂先生はどんな生徒にも平等に、本当にでっかい愛で包み込んでくれて生徒もみんな大好きな、そんな先生なんだけど
そんな先生でももっとこうしてあげたい、と思ってる。(ほんと先生って忙しすぎる)
「じゃあ、みんなが学校で、その大事なことを伝えられるような授業つくろう!」
といって、大坂先生のアイデアで出来上がったのが
おやこあいの絵本づくり📚
〜命のこと。身体のこと。〜
※事前申し込みは受け付けておりません。当日お早めに教室へお越しください!先着10組×2回やります!!
この授業は、「親子での参加」が必須です。
親子でしか作れないものを作ります。
親は子へ。子は親へ。
その親子にしか作れない絵本をそれぞれ作ります。
絵本はこちらで手作りしました。文も、絵もぜんぶ。
「ひとりひとり いのちのたんじょうには ステキなものがたりがあるの」
我が子が生まれたその日のことを、思い出してみて。
そのあとの余白に、そのときの気持ちを思い出して、あなたの言葉で書き記してください。
こどもが親にプレゼントする絵本こんなふうに始まってる。
そのあとの余白に、こどもが素直でまっすぐなコトバを付け足します。
そしてこの絵本は、あえて「モノクロ」で作りました。
当日、そしてお家に帰ってから、たくさんの色をそこに加えていってください。
この2冊の絵本が、その家族にとって一生の宝物になりますように。
絵を描いてくれたのは、
大坂先生の教え子の三岡ゆきのちゃんと
大学生の新井田早栄ちゃん。
最高にあったかい絵を描いてくれました。
文・総合プロデュースは大坂瞳先生。
スペシャルアドバイザーはわたしが大好きな絵本のお店ニジノ絵本屋さんhttp://nijinoehonya.com/
のイシイアヤさん。
当日は高校生が手伝ってくれる予定です。
この授業、やりとり見てるだけでも感動する。
予約は受け付けておりません。ぜひ当日、そのまま教室までお越しください。
とてもとても大事なことを、この絵本作りを通して、親子で確かめ合ってください。
心を込めて、お待ちしてます。
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- ★授業紹介★コトバとブンカ
- 2019.07.27
おはいようございます。
わたしには高校生の友達も何人かいるのですが、彼女たちと喋ってるとだいたいいくつかのワードだけで話が進んでいきます。
「それな(ほんとそうだよねの意味)」
「…して?(それで?の意味)」←これは北海道の人の独特なやつかも
「あーね(あーなるほどねの意味)」
最初は、そのボキャブラリーのなさと会話の浅さに意識がいき、笑ってしまったのですが
じきにわたしもすっかり慣れてしまって
これがいまの女子高生の文化なんだなぁと考えるようになった。
彼女たちの一番の連絡ツールはSNSであり、ラインで、
常に、おしゃべりしてるみたいに超速でレスポンスが帰ってくる。
端的に早く返さなくてはいけない。
だから、略語とか、「それな」のような相槌の造語みたいなものができたのだろうなぁと、勝手に解釈をしています。
このように、「コトバ」には「文化」がある。
(ごめんね、例がちょっとしょぼいかもしれないこれはわたしの個人的見解)
8/3小学生向け体験型スクール
みんなが学校🏫
https://www.minnaga-gakko.com/の授業のひとつに、これをテーマにした授業がある。
今日はそちらをご紹介👨🎓
この授業のリーダーは高校生の男の子。
最初こういうやりとりがあった。
「日本語には、稲とか白米とか玄米とかお米とか、お米を表すいろんな言葉があるのに、
英語にはひと言『rice』しかないって知ってる?」
たしかにそうだけど、
それがなんなの?笑
そんなシーンから始まりました。
彼が熱く語る。
「言葉って、その国の『ブンカ』に影響されてできているんだってってことを、小学校の時のテストで読んで知ってね」「それまで国語なんてつまんないと思ってたんだけど、急に楽しくなっちゃったんだよね。」
だから、そんな授業をつくりたい。
(なんなんだここはスーパー模範高校生がたくさんだ..)
それでこのチームでは
「文化ってそもそもなんなわけ?」
ってところから
「その国にしかない言葉っていっぱいあるんだね」とか、
「色を表すのにこんなにたくさんの言葉があるのって、世界中で日本くらいなんじゃない?」とか、
いろんなことに気付いては盛り上がってました。(いいなぁわたしもそんな風に学生時代の時間使ったらよかったカラオケとプリクラと合コンにしか使ってなかったことを悔いている)
そこからひとつひとつ、小学生に楽しんでもらいながら「文化」と「コトバ」について考え、知って、ワクワクしてもらえるような授業をみんなで作り上げました。
さて、一見難しそうなこのテーマを高校生たちははたしてどのように伝えるのか??
それはぜひ当日、みにきてね。
・・・一個だけネタあかし♡
自分だけの色の名前をつけて、自分だけの「色ずかん」をつくるって言ってたよ。(なにそれ楽しそう)
「ピンク」っていってもいろんな「ピンク」がある。
例えば、
「お母さんがとっても機嫌がいいときのほっぺの色」とか、
「あの動物園でみた目がキラキラしてる豚の肌の色」とか
自分だけにしかわからない、自分だけの「色ずかん」をつくります。
それはお家に持って帰れるようになってるので、ぜひずっと持っててほしいなぁ。
何年も経って大きくなったとき、
ああ、自分にはこういう風な色に見えていたんだなぁ、とか
きっとおもしろいとおもうんだ。
そこにはまさに「背景」がある。
そのときにしか見えない、「景色」が、ある。
それはたぶん忘れちゃいけない大切なもので、
それがちゃんと記録しておける色ずかん。
きっとママやパパにとっても、宝物に、なるんじゃないかなあ。
高校生の視点ってほんと、おもしろい。
こういう授業、学校であったらめちゃくちゃいいなぁ。先生たちも、ぜひ授業参観しにきてね!
コトバとブンカ
授業参加予約はこちらから↓
https://tayori.com/form/560577162e7c9e32ce0a601164a1de687327dca3
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- ★授業紹介★農家さんと一緒に「いのち」を考える授業
- 2019.07.25
わたしこう見えて、結構農家さんのお友達が多くてですね。
田植えや稲刈りも何度かやらせてもらったり、りんごの木を植えさせてもらったりと
農家の皆さんには本当に、常日頃からいろんなことを学ばせていただいております(わたしはだれww)
植物ってね、とっても素直でまっすぐで、やっぱり生き物なんだなぁといつも思わされるのですが(めちゃくちゃ当たり前のことを偉そうに言っている)
プチトマトを育てるだけで、そこには「生態系」がちゃんとある。
土の中にもちっこすぎて目に見えない生き物(たぶん微生物という)がめちゃくちゃたくさんいて、それらがいないと栄養があるプチトマトが育たない。
あとは雨が降らないとだめだし太陽が出てないと困るし、
苗を植える方向がどっち向いてるかだけで育ち方も収穫量もちがう。
例えばさ、
大根とかにんじんとか、土の中で育つものを引っこ抜くとき、太陽の動きと反転させるようにぐりって回しながら抜くと、スポッと簡単に抜けるの知ってる?
つまり、太陽の動きに合わせて土の中でどんどん大きくなるってことなの。(↑この説明で伝わる?)
わたしこれ知ったとき、感動して畑の真ん中で大声出した。
農家さんたちは、そういうのいっぱい知ってる。
野菜とたくさんお話ししてるから。いやほんとまじでお話しできるんだと思うよ。(怪しくはないよ)
わたしたちが普段スーパーで気軽に買っている野菜たちを育てるために、
農家さんたちはめちゃくちゃ考えて、とても繊細な野菜たちをいろんなものから守りながら、調整しながら育ててる。
北海道には特に、農家さんがたくさんいますね。
今回みんなが学校🏫でも、農家さんと一緒に授業をつくりました。
ファーム伊達家の伊達さんが、この授業の先生👨🎓🌱
札幌市南区藤野の住宅街の中に農園作っちゃった人。
「自然栽培」っていう、体に優しい方法で丁寧に野菜を作ってる人。
ただ作るだけじゃなくて、農業を通して、いろんなことを、たくさんの人に伝えたい、と思ってる。そんな人。
伊達さんが作ったズッキーニ。
きれい。宝石みたい。
「どうやって野菜が育つか?を知れば、普段の生活のいろんな景色が違って見えるようになるよ。」って伊達さんはいう。
これはそれぞれちがう野菜のお花なんだけど
どれがなんの野菜の花か、大人でもわかんない。
ちいさなちいさな一粒のタネから、
立派なお野菜になるまでに、一体どんなことがそこで起きてるのか?
大人よりもきっと、こどものほうが、
言葉にできないなにかを感じとれるはず。
この授業では、農家の伊達さんがお野菜のあれやこれやいろんなことを、いろんなことをしながら楽しく教えてくれます🌽
こどもたちがここで、ちっこい興味を見つけてくれたら。
ママが作ってくれるごはんが、いつもより色鮮やかに見えて美味しくかんじるようになるかもしんないなぁ。
雨が降ったらやだなぁ!と思ってたけど、畑のトマトの苗を思い浮かべながら、トマト喜んでるかなぁってニヤニヤしだすかもしんないなぁ。
おんなじように見える「土」でも栄養があるお野菜がつくれる土と、そうじゃない土があるってことを、パパやママにドヤ顔で説明しだすかもしんないなぁ。そしたら最高だなぁ。
そうやって、わたしたちが住んでるこの地球のことを、すこし、わかるようになる。
これは大げさなんかじゃ全然なくて、とっても大切なこと。
たくさんの大人ですら知らないことを、こどもたちには知ってほしい。
その感性豊かな手で、実際に感じてほしいのです。
野菜を通して「いのち」を考える。
そんな授業。
大人の方も受けたいでしょ?ぜひ、授業参観もお待ちしてます。
あ、あとね、この授業が終わっても、ファーム伊達家に遊びにいってみるといいよ!伊達さんきっと、本物の畑で色々教えてくれると思うの。(たぶん)
このチームはみんな、伊達さんの畑に行ってきたんだって!とっても楽しそうだった!
農家さんとの出会いは、かけがえのないものだと、わたしは思ってる。
ぜひ、会いにきてね。
きみもお野菜博士になろう!
〜農家と学ぶ、野菜の不思議なセカイ〜
授業参加予約はこちらから↓参加人数少ないからお早めに!!
https://tayori.com/form/560577162e7c9e32ce0a601164a1de687327dca3
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- ★授業紹介★うみのむこうのともだちを笑わせる魔法
- 2019.07.23
ところでみんな、選挙はいった??
わたしね、正直20代のときあんまちゃんといってなかった。
だって、わたしが行こうが行かまいが、関係ないじゃんって思ってたし、
行ったところで、、ねぇ?
と思ってた。
まわりもみんな、行ってる子なんてあんまいなかった気がするなぁ。
でも、最近ね、そうじゃないんだなぁとちょっと思っていて。
数年まえから投票は必ず行くようにしています。
ネットとかテレビ見ると、みんな文句ばっかり。政治批判、芸能人の粗探し、企業の不祥事。見てると気持ち悪くなってくるときある。
そんなわたしも、そのなかの一員なのかも、とふと思うことがある。
日本人は特に、「他人」に興味あるからね。いい意味なのかわからないけど、とにかく興味津々。(ほんと暇かよって。ね。)
もう31歳になって、誰かの親になってもおかしくない年齢になった。そしていま、仕事でこどもたちの未来のことを考えることが増えた。
そしたらやっぱり、政治に、かなしいかな行き着いてしまう。わたしたちは、ひとりひとりが政治に直接関係している。毎日の生活でいろんなものが政治の影響を受けている。
それらに文句をいうならば、わたしはやっぱり投票くらいはすべきと思う。あんなのたった5分だし。
その一票がどうのというより、意識の問題だと思う。自分はこの国の政治をつくってる一員なんだ!という意識を持つべきとおもう。
それが民主主義というんだと思う。
わたしがこの夏、個人的に応援していた候補者さんが演説でこんなことを言っていた。
「だれひとり、取り残されない社会をつくりたい」
彼女は、レズビアン。彼女の愛するパートナーは女性だ。
LGBT、障がい者、マイノリティと言われるような人たちも、すこしずつすこしずつ、声をあげて団結してきている。
そういう方が政治家になって、なにかを変えていくのは本当に素晴らしいことと思う。
今回の選挙では、介助が必要な候補者さんが当選した。
いま、いろんなことが変わろうとしてるんだなぁと改めて思う。
今日も、8/3に開校される1日だけの体験型スクールみんなが学校🏫の授業を紹介したいんだけどね、うえのはなしとも、関係のある授業。
SDGsという言葉は、きいたことある??
(わたしいつも、SEALDsと間違って読んじゃうんだけど←別の話になってくる)
2015年の国連サミットで採択された、
「世界中の誰ひとり取り残さずに、持続可能な世界を実現するための17のゴール・169のターゲットから・・・○×△☆※・・・・2030年までの国際目標」?????
よくわからない。
でもね、これとっても大切なことなのです。
これ、みんながちゃんとやんないと、地球や、人間が、どんどん良からぬ方向にいっちゃうかもしれない。(もう結構いってる)
簡単に言うと、
地球人みーーーんな、みんなが幸せに暮らすためにこれ最低限やろうや!!!の17の目標です。
目標というか、約束にしたいくらい。
これが全部達成できたら、いろーんなものが、変わるんだよ。もちろん、いい風に。
みんなが学校の高校生発案の授業に
「うみのむこうのトモダチをわらわせるまほう」
というのがある。
この授業を発案した女の子は、
「SDGsを小学生に知ってもらいたい」
という、全国民の模範にしたいような女の子。(どうやって育ったらそうなるのか教えてほしい)
世界から戦争がなくなって、
地下資源の使いすぎや、それを奪い合うことがなくなって、
飢え死にするひとがいなくなって、
世界中の誰もがちゃんとした教育を受けられるようになって、
学校にはいじめなんてなくなって、
誰もが自由に、自分らしく、
キラキラと輝きながら生きて行ける世界。
そんなん実現できたら最高だけど、そんなの理想論じゃね???てかそんなんできるの??無理じゃね??どうやんの???
と思うよね。
自分には遠い世界の話と思っちゃう。選挙と一緒だね。
でもね、私たちのほんのちょっとした行動が、
実は世界にまで繋がっているんだよね。
以前、ブログで旭山動物園の園長先生のお話を聞いて超絶感動した話をかきました。詳しくはここ↑から過去記事読んでほしいんだけど
このお話といっしょのこと。
わたしたちが普段、コンビニで食べてるお菓子とか、カップラーメンとかには「パーム油」というものが使われてる。
このパーム油は、安くて使い勝手がいいので、わたしたちが使ってる洗剤とかお化粧品とか、いろんなものに入ってる。
でも、このパーム油のために、マレーシアのジャングルが切り崩され、そこに住んでたオランウータンが大量に殺された。
わたしたちの小さな言動が、海の向こうのいろんなものに影響を与えているってことを、知っておかなくちゃいけない。
わたしたちは、海の向こうのなにかを壊すこともできれば、助けることもできる。
そんなことを、小学生たちに伝えたい。
この授業では、高校生がいちから作った「まちづくりゲーム」で遊びながら、大切なメッセージを、楽しみながら伝えられるように構成されています。
一方的にメッセージを伝えるのでなく、「体験」からこどもたちに自ら感じてほしい。
そしてその感覚を、大切に持って帰ってほしい。
発案してくれたその女の子が、どこかできいたことある言葉を、力強く言っていて、日本の未来はまだまだ明るいな、と思いました。
「だれひとり、取り残されない社会を、わたしはつくりたい」
『海のむこうのともだちを笑わせる魔法』
授業参加申し込みはこちらから↓
https://tayori.com/form/560577162e7c9e32ce0a601164a1de687327dca3
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- ★授業紹介★みんなで音楽!
- 2019.07.22
世間は選挙(ちゃんと投票行ったよ!!)と吉本興業さんの話題で持ちきりですが
わたしはというと8/3みんなが学校のことをたくさんのひとに知ってもらうことに必死だよ。👨🎓
(といいつつ、移動中ばっちり会見見てツイッターでなりゆきを追いかけているわたしです)
さて、世の中はなんだか不穏な空気感だが、そんなときは若者たちに元気をもらいましょう。
今日はみんなが学校の音楽室で受けられる授業をご紹介。
わたしの記憶のなかの「音楽の授業」といったら、
平安時代ならきっといまよりもっと、モテただろうなぁっていうかんじの音楽の先生のモノマネをしていた時間と、
弦を浮かして(なぜか私はチェロ担当)弾いたふりして乗り切った文化祭の練習
・・以上。(ごめんなさい。)
そんなわたしのような(…舐め腐っている)子でも、
ああ、こりゃあ楽しめるだろうなぁと思える授業を、高校生たちが発案してくれました。
音楽の授業をつくりたい!といいだした女子高生が、あるとき、わたしたちにこう話してくれました。
「音楽ってきっと、言葉が生まれるよりももっと前からあったものなんだとおもう。最初は手を鳴らしたり、足をバタバタやったりたたいたり。その音が『音楽』だったかもしれない。音楽は、人の歴史が始まってからずーっとそばにあったものなんだとおもうんです」
たしかに。(すごいこと考えてるねとおじさんおばさんたちは感嘆)
「だから、音楽ってなんだっていいんです。自由です。どんなものでも、音さえ出せれば音楽になる。そこに正解はないんです。だから、みんなでできる。みんなちがっていい。違わないと、いい音楽なんて、生まれないから。」
彼女たちがつくる授業では、こどもたちそれぞれが自由に「音」をつくります。
なにかをたたいて出す楽器のことを「打楽器」と言うのだけど、この打楽器をつかってそれぞれが音をつくる。
ひとつ、ふたつと、いろんな音が重なり合って、自然と「音楽」ができあがる。
これを「ドラムサークル」と呼びます。
これは、ひとりではできないこと。みんなでやるから、おもしろい。
ほかにも、身の回りのものを楽器にして遊んだり、プロのミュージシャンの人と一緒に歌詞つくりを体験したり。
ね。「音楽」って、難しくない。
みんなをつなぐ、たのしいツールなんです。
正解なんかない。
だから、おもしろい。
この授業では、「音」との出会いと「人」との出会いが持って帰れる。
「一期一会の、授業にしたい」
彼女たちのこんな想いを、音楽にのせてお届けします。
🎼みんなが楽器みんなが音楽🎼
参加予約はこちらから↓
https://tayori.com/form/560577162e7c9e32ce0a601164a1de687327dca3
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- ★授業紹介★親子の謎解き
- 2019.07.21
8/3に開校(一日だけだけど)を迎える、
みんなが学校🏫
今日は「親子の謎解き〜お互いの本音を知ろう〜」の授業内容をご紹介。
ある高校生が言いました。
「おれはもっと、親とこどもがいろんな、普段しないような会話を引き出せるような授業をつくりたい。だから、親子で参加してもらえるものにしたい。」
なんでそう思うの?ときくと
「親はいつも、ああしろ、こうしろ、と言うけど、おれはちゃんともっと対等に、『会話』をしたい。もっと年齢が低かったときは、もっとそうやって思うはずなんだ。だから小学生のうちに、親子の会話ってめちゃくちゃ大切な時間なんだ!ということを伝えたい。」
深い・・
高校生って、大人が思ってる以上に、いろんなこと考えてるよなぁとこのとき改めて思わされました。
この授業では、親子で「謎解きゲーム」にいくつか取り組んでもらいます。
そのゲームの内容とは、
「おかあさんが得意だった科目を当ててみよう!」
「ぼくのいまのマイブームはなーんだ!」
などなど。
こちらで用意した謎解き問題に、その親子にしかわからないキーワードが隠されています。
親子にも、意外と「知らない」がある。
そのお互い「知らない」を知れたとき、なんだかちょっと、うれしくなるはず。
いつも隣にいて、ながーい間一緒にいても、
いや、とっても近い存在だからこそ「知らない」がまだまだ、ある。
その「知らない」から、親子の「知りたい」を引き出したい。
そして、こうして親子でコミュニケーションをとることってやっぱり、ほっこりするし、大事だね!ということを再確認して、帰ってほしい。
「この授業は、きっかけづくりなんです!」と発案した高校生たちはいう。
お家に帰っても、親子で「どうでも良さそうな会話」を忘れないでほしい。
その時間に宝物が、隠されてるから。
★親子の謎解き
〜お互いの本音を知ろう〜
授業参加申し込みはこちらから↓
https://tayori.com/form/560577162e7c9e32ce0a601164a1de687327dca3
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- ★授業紹介★好きを集めてテレビ番組を作ろう
- 2019.07.20
昨日みんなが学校のさいごの全体集会をしてきたよ。
高校生たちが模擬授業をやってくれたのだけど
どれも本当に心がこもっていて、たくさんの大人に見てほしいなぁと思いました。
今日は授業内容をもすこし詳しくご紹介します(高校生たちが発案した授業内容、伝えたいことが深すぎてホームページだけでは伝わりきらないようすなのでわたしがこれからひとつひとつ解説するね)
「好きを集めてテレビ番組を作ろう!」は、テレビのニュース番組みたいな動画を、小学生たち自身が作り上げるのを体験してもらう授業。
実際にテレビ局のディレクターさんにご協力いただきながら、当日の授業の構成を考えました。
さらに当日は本物のテレビ局のリポーターの方とカメラマンさんたちが取材にきてくれることが決まっているらしい!(すげえ)
カメラマンさん、音響さん、現場のことを伝えるリポーターさん、構成を考えるディレクターさん、ひとつの番組を作り上げるにはさまざまな役割の人がいます。
最近では、「夢はYouTuber!!」という小学生も多い。
「きっと当日くる小学生の多くも、YouTubeを日頃見てる子が多いと思う。」と発案した高校生たちがいいます。
「でも、見てるだけじゃなくて、作るっていうのも体験してほしい。もしかしたらこの授業で、こんなことを将来仕事にしたい!と夢を見つけてくれるかもしれない。そしたらめちゃくちゃ嬉しい。」と。
そして、この番組つくりの授業に込めた裏のテーマが実はあって、そこを昨日、高校生たちが熱く語ってくれました。
大人たちは、こどもたちに夢とか目標を押し付けすぎなんだ。こうしなくちゃいけない、こうであるのが普通だ、と、僕らもいろんな人に言われてきた。
でも、もっと僕ら自身が自分で、「自分のすきなこと」をみつけるサポートを、してほしい。
こどもをもっと、信じてほしい。大人が思ってる以上に、ぼくらはちゃんと考えてる。
「当日、ワクワクしてキラキラした目で、なにかに取り組んでるこどもたちの姿を、周りの大人に見てほしい。それがこの授業の、本当の狙いです」
高校生たちが小学生のために考えた、「ワクワクをみつける」授業。
ぜひ、親子でご参加ください!!大人だけの見学ももちろん可能です。
参加人数が限られていますのでお早めに!!
事前申し込みはこちらから↓
https://www.minnaga-gakko.com/blank-1
★満席にしてやりたいのでぜひみなさま、周りに小学生親子がいたらお誘い合わせの上お越しください!!!
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- 学校嫌いだったわたしが、なぜ学校を作りたいと思ったのか。
- 2019.07.16
ある学校で、先生たちに「問題児」とされてる子に出会った。
なにかと問題を起こす。
先生にとにかく反抗しまくる。
学校の先生たちはその子の名前が出ると顔をしかめる。「またあいつか」って。
彼をみていると、まるで昔のわたしみたいだなぁとほんとに毎回思ってしまって、抱きしめてよしよししたい気持ちになる。
わかるよ、わかるよ、ほんとのあんたはみんなが思ってるのとちょっと違うんだよな、となぜだかわたしが泣きそうになる。
彼と前ふたりでゆっくり喋った時、「おれ、経営者になりたいんす」としっかりした口調で言ったことがあった。
金持ちになりたい、と言っていた。いいじゃん、金持ちになりなよ、じゃあいまのうちにいろんな人に出会っていろんなこと見といたら、いいかもねとか色々はなした。
とても繊細で、友達想いで、ちゃんと野望があって、笑うととてもかわいくて、めちゃくちゃいいやつだと思った。
本当にだめなやつならば、あんなに友達がいるわけないんだ、なぜか彼の周りには(困ってる子もいるかもしれないけど)友達もたくさんいる。
彼が言ってくれた言葉でちょっと泣きそうになったことがあったから、今日はそのこと書きたいと思う。
札幌で、「みんなが学校」 という小学生親子向けのイベントを8/3に開催する。
これは、半年前から、有志で集まってくれた高校生や大学生社会人のみなさまと心を込めて準備してきた、一日限定で開校するわたしたちなりの「学校」だ。
わたし、学校って嫌いだった。授業はつまんないし、先生はわたしの話なんてきいてくれない、怒ってばっかで、勉強する意味なんてわかんないし。
学校行く意味がわからなかった。
意味あることとしては、友達に会える、ってことくらい。(まぁそれだけで十分なんだが)
でも、大人になって、「学校」に関わることが多くなって、違う景色が見えてきた。
生徒のことをずっっと考えてるのに、不器用で、愛がなかなか伝わらない先生たちをみた。
授業だって、先生たちももっと色々やりたいと思ってる。でもやり方がわかんなかったり、忙しすぎて考える暇も、準備する時間もない。
母校の先生たちを思い出した。もっと色々話せばよかった、と思った。
そしたらもっと、好きになれたかもしれない。
学校も、先生も。
だから、学校の垣根を超えたいろんな学校の先生たちと、学校でやりたいけど、なかなか出来ないことを思いっきりやれる、一日限定の「学校」を作りたいと思った。
先生たちがなかなか出来ないけど、したいことってなにか考えた。
先生たち自身が「いろんな人と出会う」こと。そして、「生徒の顔がパァって明るくなって、終わった後先生がしめしめと嬉しくなっちゃうような授業をつくること」かな、と思った。
だから、先生だけじゃなくていろんな大人に「一緒に学校つくりませんか?」と呼びかけたら、最初60人くらいのいろんな職業の人が集まった。
そこで、どんなことしたい?って出し合ったらこどもみたいな目をした大人がいろんな意見を出し合ってくれた。
大人は、こどもたちに色々教えてあげなきゃと思ってる。でも、それもちょっと違うと思った。
実際はこどもたちに教えられることの方が多いんだもん。
先生だって、生徒に教えられることたくさんあるってもっと気づいて欲しい。そしたら先生たちがきっと楽になるから。
だから、大人だけでつくる学校じゃなくて、高校生大学生もたくさん巻き込んでつくろうと決めた。
そんで、たくさんの大学生と高校生が集まってくれた。
それで、高校生をリーダーにして、周りに大学生と大人たちがついて集まって話し合って、当日くる小学生を対象にした「授業」をつくるチームが8つ、できた。
この数ヶ月、チームごとに、この授業でなにを伝えたいか?なにするか?どんな気持ちになってほしいか?を、年齢がバラバラなひとたちがみんなで話し合って、8つの授業ができあがった。
そのひとつのチームのなかに、あの、彼がいる。
学校では問題児扱いされている彼は、そのチームの中で素晴らしいリーダーシップをとり、大人がハッとさせられる意見をちゃんと主張する。
「このイベントは、一から作り上げてるオリジナル性あふれるものだから、こういう名前がいいと思う」
「親っていうのは、こどもがなにか頑張ってる姿を見るのが嬉しいと思うから、当日の小学生親子にもこうやって参加してほしい」
「そうやって親が嬉しそうにこどもを見てるのを、おれは当日見たい」
彼の言葉ひとつひとつは、愛に溢れてる。
ありがとうね、参加してくれて、というと、
「おれは、親にこれ以上迷惑かけたくないんす。おれは、将来うまくやりたいし、先生たち見てろよって、思ってるんです」
昔のわたしと、一緒だなぁと思った。
「学校」ってこんな風に、生徒や先生、そこにいる人の最高にいいところを引き出してあげられる場所であったら、いいなぁ、と
学校とは全然違う顔を見せてくれる彼をみて、心底思った。
先生たち、当日小学生のためにいろんな想いを乗せて頑張ってる高校生大学生たちの姿をみにきてやってください。
そんな高校生や大学生に混じって、キラキラしてる大人の姿をみてください。
だれが先生で、だれが生徒か。
みんなが先生で、みんなが生徒であればいい!
当日作り手の彼らの顔がキラッキラになるように、たくさんの小学生親子にご参加いただきたいので、周りに小学生親子がいたらぜひこのイベントをおしらせください。(小学生親子じゃないと授業は受けれないけど、授業見学はできるから教育関係者のみなさまもぜひ見学に来てね!)
授業受けれる人数が決まってるので高校生発案の授業だけ先行予約を開始しています。
(当日予約なしで参加できる授業もあります。 )授業参加のご予約、詳細はこちらから!
8月3日当日、いろんな立場の人のそれぞれの思いと愛に溢れた、あったかーい「学校」になりますように。
明日から、高校生が発案したひとつひとつの授業の内容を、わたしの言葉で紹介しまーす!!
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- ビリギャルとしてでなく、「研究員」として。
- 2019.07.13
こんにちは。
最近、わたし自律神経やられてるかも?と思って、知人にすすめられてナイアシンというビタミン剤を飲み始めたんですが(毛細血管がバッッ!って開いて血流が良くなるらしい)
過剰にとりすぎて蕁麻疹が止まらなくなっているわたしです。
かゆみと戦いながら、本日は2本講演をさせていただき、いま帰りの電車で久々にブログを書いております。
今朝は笹塚中学校へ。
渋谷区って、公立の中学ならどこに通うか各家庭で決めれるんですね!知らなかった。
結果、この学校は数年前から、一学年50人をきっており、教室が余ってる状態に。
そして今年から校長先生が変わられて、ICT教育などに力を入れるぞ!!よし!!という学校です。
わたしは4月から聖心女子大学の院生になり「学習科学」という分野を研究する身となったのですが、ある日、わたしがついてる益川教授に、
「さやかさん、笹塚中学校の校長先生が、うちの学校を研究対象にしてくださってもいいですよ、とお話いただいてるよ。さやかさんが書きたい修士論文のテーマにもぴったりだし、この学校のみなさんに協力していただき研究を進めるというのはどうですか?」
といわれ、飛びつきました。ぜひ、やらせてください、と。
そして、「笹塚中学校×聖心女子大学院益川ゼミ 共同研究」が今日からスタートしました。
これからの約2年で、先生方と相談しながら、学校に少しずつ変化を加えていき、どんな変化を加えればなにがどう変わったのか?ということを分析していく研究です。
学習科学に基づいた授業設計ってどんななのか?など、益川先生にご助言いただきながら進めていく予定です。(かっこよく言ってますがまだわたしはなにもわかっておりません。厳密にいうとたぶん研究を進めていくなかで、こどもたちにわたしたちが教えてもらうことになるかと思います)
いつも、いろんな学校に呼んでいただき講演をさせていただくのですが
正直1時間講演しただけでは、なかなか人って変われない。
ちょっとしたきっかけにはなるかもしれないけど、ほとんどの人にとっては長期間続くモチベーションの源にはならない、と思っていて。
やっぱり「学校」が、こどもたちにとってとてもいい環境になることのほうが、大切だよなぁと感じています。
「学習科学」とは、人の学びの本質を追求している分野です。
学び手(生徒たち)は、無能で受動的ではなく、有能で能動的な存在である、という立場に立った見方で、
どうしたら学び手に深い学びを促せるのか?どういうきっかけを与えれば「主体的に学ぶ」を実現させられるか?をデータをとりながら分析してわかってきたのが「学習科学」です。
まだまだ歴史の浅い分野ですが、ビリギャルで伝えたいことともかなりリンクするなぁと感じています。
これは教育学でなく、科学です。
ビリギャルは、奇跡の話なんかじゃない。とても理にかなったものなのだ!ということを、坪田先生はずっとおっしゃってきました。
でも、まだまだ多くの方が、
「この子はもともと頭が良かっただけだ」という。
わたしがこの歳になって、わざわざまた学費を払って学生にもどり、勉強しようと思った理由はここにあります。
「わたしがもともと頭が良かったからできたんじゃない。こういう環境があったから、できたんだ。環境で人は、変われるんだ」
ということを、多くの大人にもっと伝えなくちゃいけない、と思ったからです。
昔のわたしがなぜあんなに頑張れたのか?
わたし自身がもっとロジカルに、頭の固いおじちゃんたちをも納得させられるくらい理論をもって話すこと伝えることができるようになれば、なにかが変わるかもしれない。
だからまた学生に戻って勉強しようと思ったんです。
その研究の一環で、また学校現場にすこし関わらせていただけることになったのはとてもありがたく。
去年、札幌新陽高校にインターンで4か月行かせてもらいましたが、
今回は、「研究員」として携わらせていただくわけで、また全然違った立場で、また全然違った視点でいろんなものが見れるだろうなぁと思っております。
インターンのときとちがって、「変化」と「結果」を意識して関わることになるので気を引き締めて、頑張ります。
「学習科学」をまさにいま学び始めた学生の一人に過ぎないので、学校現場の先生方に色々教えていただきながら、わたし自身学びと発見と反省を繰り返し、意味のある修士論文を書き上げられるよう頑張ります。
ハッ・・・
めっちゃかたいブログになってしまいました。わたしとしたことが。。もっとふざけていきていきます。
生徒の未来を左右する「学校」という場所は、本当に何度行っても、身が引き締まる思いがします。
笹塚中学校のみなさま、よろしくおねがいいたしまーーーーーす!!!(研究はちゃんとやるのでご安心ください)