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- ダイアログインザダーク
- 2020.01.26
今日、完全な暗闇を経験した。
全く光のない世界は、初めてだった。
ダイアログインザダークを初めて知ったのは、わたしのお姉ちゃん的存在で、社会貢献をしている数多くの団体や人物の広報支援をされている若林直子さんがきっかけだった。
わたしはこの方に出会って、知らなかった世界をたくさん知った。
ダイアログインザダークもその一つで、世間一般的には「障がい」といわれるものを持っている人の世界を、そうでない人たちにも体感してほしいというものだ。
いままで、「ダイアログインザサイレンス(音のない世界。聴覚障がい者の方がアテンドしてくれる)と、「ダイアログインザタイム(お年寄りがアテンドしてくれる)は体験させてもらい、
※そのときのわたしのブログ記事はこれダイアログインザダークだけ、未体験だったのですが、今日やっと、やっとやっと体験できたの。
この感覚がまだ残っているうちに、ここに書いておきたくて。
全く光のない世界にいってみてわかったこと。
まず、暗闇は思っている以上に、自由だということ。心が、自由になるということ。
光が消されて、暗闇になったその瞬間の気持ちを今でも覚えてる。
なんかうまくいえないんだけど、すごく、すごく安心した。だれにもみられていない安心感がこんなにあると思わなかった。
それだけに、いかに自分がいつも、「人にどう思われているか」を意識して生きてしまっていることを、まずとてつもない威力で突きつけられたような気がした。
と同時に、わたしが声と音を発さないと、だれにも認識してもらえない存在になってしまうのではないかということに、ちょっとだけの恐怖や不安もあった。
けど、それよりも安心感のほうがはるかに大きかった。これは本当に不思議な感覚だった。
みんなにもぜひ体験してもらいたいので、暗闇のなかでなにをするかはここではお話ししないでおくのだけど、
暗闇では「白杖(はくじょう)」といわれる杖だけ持てる。この一本の杖が、とてもとても心強い。
視覚障がい者のかたが杖で自分の前の空間を確認しながら歩いているのをよく見かけるけど、なんかそれを少しだけ自分も体験できて、見える世界が変わった気がする。
そして、暗闇に入る前に、アテンドのくらげさん(ニックネーム)にこんな風に言われる。
「暗闇の世界では、自分の立場とか肩書きとか全部関係なしで、みんな対等です。なので、ニックネームで呼び合いましょう」
初めて会う人でも、暗闇の世界では普段より支え合えるし、頼っちゃうし、触れ合えるので仲良くなれる。
暗闇から出た後も、なんだか気心知れた仲な気がして、話が弾んだ。
そしてもうひとつ。これはサイレントやタイムの時も思ったことだけど、
「障がい者」とわたしがとらえている人たちは、わたしが思っている以上に、わたしなんかよりもよっぽどいろんなことが聞こえてるし、見えているし、できる。
くらげさんの暗闇での行動は、見えないので全部はわからないけど、察するに、わたしたちが光のある世界で行動するのとそう変わらないくらいにいろんなものが見えているような気がしてならなかった。
わたしたちが「どこ!」とか「だれ!」とか騒いでいる間にくらげさんは、空間の隅々まで把握していて、わたしたちを安心させながら誘導してくれる。杖よりも心強いのがくらげさんだった。
わたしは、いままでとんでもない勘違いをしていた。
それは、体験してみなければわからないことかも知れないけど、知ろうとしていないのもまた、事実なんだよなぁ、と思った。
暗闇で感じる、足の裏の感触、人の声、人の温度、空間、自分、全てが本当に新しい感覚で、暗闇からでて、光の世界に戻ったいまも、まだ余韻に浸っている。
暗闇から出るとき、もうこのまま、何も見えなくてもいいのではないか、こっちのほうが楽かも知れないとさえ思った。なんかこれはあんまりいいことじゃないのかもしれないけど、事実わたしは、そうおもった。
光がある世界も素晴らしいのはもちろんわかってるのだけど、暗闇の世界のほうが、いまのわたしには、気づきが多かった。
そのあとみんなでごはんを食べながら、いろんな話をした。
暗闇で、対話をすることってとてもいいかも知れない、ということ。
子どもと大人がするのはとってもいいかも知れない。
先生と生徒が暗闇で対話をすると、対等になって、むしろこどものほうが頼りがいがあって、そして子どもが暗闇だとのびのびしていろんなことに手を伸ばすことができて、先生たちの方が学びが多いかも知れない。
意見が真っ向から対立している者同士が暗闇で対話をすると、もしかしたら分かり合えるかも知れない。違う一面が見えるかも知れない。
パートナーや親子など身近すぎる人同士が暗闇で対話をすると、本音を話せるかも知れない。
暗闇での対話は、きっといろんなものを起こす気がする。
「ダイアログ」という名前の通り、代表の志村真介さんと季世恵さんは、これがきっと一番やりたいのではないかと思った。
暗闇ってすごい。
普段、わたしたちはちゃんと見るべきものが見えていないのだと知った。
この体験、本当にみんなにしてほしいです。
大切な人と、行ってください。
そしてぜひ、近くに障がいを持つ人がいたら、その方と一緒に体験してほしいです。
その方は、一瞬でヒーローになれる。
その方自身と、そして周りの方々の意識が変わるはずです。
この機会をくださった真介さん、季世恵さん、直子さん、ありがとう!!!
そして一緒にあの空間を共にしてくれたみなさま、ありがとう!!!
明日から見える世界が、変わる気がしています。
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- ビリギャル、YouTuberになったってよ!
- 2020.01.07
みなさんこんにちはわたしです!
この度、坪田先生とYouTubeチャンネルを開設いたしましたあああ!やっほーい!!!!
みて、めっちゃ楽しそう
このまえ坪田先生と久しぶりに一緒に登壇させていただく機会があり、そのときに
「そろそろふたりでYouTubeやってみるか?」
となり、
「とりあえず、撮ってみるか?」
と坪田塾に集合して
「とりあえず、いつもみたいに話してみるか?」
と話し始めたらもう止まらなくて
15分の動画なのに1時間くらい話止まらなくて
カメラ回してくれてたわたしのマネージャーさんの麦さんがびっくりしてた。笑
このチャンネルは、いまのところ基本わたしと坪田先生がしゃべってる動画がベースにはなるんだけど、
今後はいろんなゲストを呼んだり、いろんなイベントで公開収録したりするかも、しれない。(なにも決めてはいない)
台本もないし事前になにも決めずに話してるからほぼふざけてる形になりがちだけど、たまにめちゃくちゃ真剣な話とかしだすかもしれないし、受験のテクとか、本や映画にはない秘話とか裏話とか、いろいろ話していこうと思う!
そもそも坪田先生のおありがてえお話をみんなにも聞いてほしくて始めたのだから、ちゃんとお得感ある動画にしていきたいとは思ってる!
けどつい楽しくてふざけてしまってごめんなさい、きをつけます!!!!
うんでもまぁネタなら腐るほどあるので当分ネタには困らなさそうです。
思えば、坪田先生とわたしのやりとりって映画の中ではストーリーの軸になってるから印象的かもしれないのだけど
リアル坪田先生とリアルさやかが話してるところってみんな見たことないかもしれない
一緒にインタビュー受けることとかはあったけど、動画で出るのはお初のことなのです。
このチャンネルは視聴者も含めてみんなでつくっていきたいので
ふざけてばっかいないでこんな話してくれや!いい加減にしろ!!
とか、いろいろアドバイスやらリクエストやらどしどしお待ちしております。
チャンネル登録はこちらから(すごいめっちゃくどくてみんなびっくりしてると思う)
第一回目はなんか意図せず話の流れで大半が「壮大な愚痴」になりました。
その影響で何故だかわたしの本がやたらと売れています。
これぞまさに必殺
自虐商法
です。
毎週金曜日の夜19時に配信します。
- お知らせ
- youtubeチャンネル、スタート!
- 2020.01.07
小林さやかと坪田先生が、youtubeチャンネルを開始しました!
毎週金曜日の19:00に週1回動画をアップロードします。
その名も「ビリギャルチャンネル」です。
チャンネル登録、よろしくお願いいたします!
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- 2019→2020
- 2020.01.06
明けました2020年きました。
(写真は年始に一気に見た逃げ恥のみくりちゃんと平匡さん)
(見るの二回目なんだけどひとつひとつのセリフがめちゃくちゃに刺さりまくったので初詣の写真よりこちらにしてみた)
みなさま昨年は、
お世話になった方も、そうでない方も、
誠にありがとうございました。
2019年も相変わらず、どうしたら自分のこの使命を全うできるのか、こどもたちの未来に役立てることができるのかを考えて、
思いついたことをやってみては失敗して、たまにちょっと成功したかもって嬉しくなってはまた悩んで(きっとこれからもそのサイクルが続くんだろうなぁとおもてる。)
そんなふうに、いつも、わたしこんなでいいんだかなぁ、と不安に思ったり、そわそわしたりもするんだけど
でもそんなとき、講演に呼んでもらった現場で見る、わたしの話をきいてくださった多くの人たちの表情といただく声が
わたしを前に前に押してくれる、なによりもの力となっています。
2019年もそうやって、多くの方と関わらせていただける、幸せな1年になりました。
だから、お世話になった人も、直接は別にお世話してねえよって人も、
本当にありがとうなんです。
ありがとう。
2019年といえば、
はじめて自分で書き下ろした本を出版できたことと、(タイトルは自分でつけてない)
大学院に入学したことがわたしにとっては大事な出来事でした。
昨年は122回という新記録となる回数の講演をさせていただきましたが、
そのまえの年が100回くらいで、その前が90回くらいで、その前が80回くらいで、
(もはやここ数年で累計400回くらい同じ話をしてることになるのによくもまあ飽きずに毎回涙堪えながら喋ってるよなぁと我ながらびっくりすんですがそれはさておき)
こんなに講演ばっかりしてて、
わたしって、成長してるんだろうか、、
してない気がするなぁ。
とモヤモヤしていて、
そんなときにまた挑戦し、学ぶ機会を得られたことは、精神安定剤をもらえた気持ちでした。(大学院でのお昼ご飯は女子大生にまじって食堂でひとりこっそりと英語の論文を必死で読みながらAランチ400円を食べています)
あんなに嫌いだった勉強は、暗記なんかじゃ全然なくて、
ちゃんと明確な目的と意味と、意思を持つだけで、こんなに楽しいものだと気づけるんだなぁと改めて感じています。
学習科学を勉強するようになって、講演で話す内容もすこしまた深く、濃く、なっている気がしなくもないです。
もっと勉強して、もっといろんなことがお伝えできるようになるのでまっててくだされわたしがんばるから!
大学院卒業までのあと一年とちょっと、悔いのないよう、精進いたします。
2020年の決め事は、
①モヤモヤしても感情的にならないで、違いを理解できるように努めること
②本を一ヶ月に一冊読むこと
③すべてのお仕事を丁寧に、初心に戻って大切にさせていただくこと
の3つにする。
あ!あと、年始から坪田先生とYouTubeチャンネルを始めるよ!!
こちらでもいろんなお話できるといいなぁと思ってる!
アップされたらまたいいまーす!
2020年も最高に幸せな1年にしましょう!
今年もよろしくお願いいたします🐭