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- 「なにもしない」を心底やめたいと思ったランチ
- 2019.03.07
今日は特定非営利活動法人ワールド・ビジョンの広報 堂道 有香さんとランチをしたんだけど、
なんか、すっっごく、色々考えたから書いておく。
「難民問題」ときいて、どうですか?
とゆかさんにきかれた。
もちろん難民問題が事実あって、たくさんの命が毎日失われていることは知っていた。
でも、それに対してなにか自分がしているか?というとそうではない。
どこか遠い気がしちゃっていた。
でもそれって、自分にはなにもできない、と決めつけてしまってないか。怠惰でしか、ないんじゃないか。
実際に難民問題をなんとかしよう、一人でも多くのこどもたちの命を、なんとかして救いたい、と思って働いているゆかさんを前に、わたしは本当に、自分を恥ずかしく思った。
ゆかさんがある女の子との写真を嬉しそうに見せてくれた。
「わたしが支援をしている、ルワンダにすんでる、アイシャちゃんです」
今、12歳ぐらい。出生証明などない地域なので、誕生日はかなり適当になっているらしく、正確な年齢がわからないらしい。
ワールド・ビジョンでは、「顔が見える支援」をテーマに、どの国に住んでて、いま何歳で、男の子か女の子か、名前はなんていうのか、までわかるようになっていて、支援したい子を希望があれば選べたりして、その子とお手紙のやりとりまでできる支援の仕方がある。
その子が大きくなっていくのが、離れていても、わかるように。
すぐにこれに申し込んだ。
ウガンダに住む、6歳の男の子。
「チャイルドスポンサーシップ」というらしい。
いつか、会いにいきたいと思う。
とりあえず、お手紙書いて、送る。
ゆかさんのブログにこう書いてあった。
東京で10人死ぬと、日本が驚く。
ニューヨークで100人死ぬと、世界が驚く。
だけど、アフリカで1000人死んでも、誰も驚かない。確かに、驚かない。
なぜなら、分かっているから。だとしたら、
「知っていて、分かっていて、なぜ今日も “何も” しなかったのか」
が問いなのでは。
すべての人々に“何もかも”はできなくとも、
だれかに“何か”はきっとできる。
日本人は、特にわたしなんかは、本当に恵まれたところに生まれ落ち、育ててもらった。
自分のことを、Beingで褒めてくれて、わたしの土台をつくってくれた父と母、家族。素晴らしいビジョンを見せてくれるたくさんの人。いつも幸せをくれるいっぱいの仲間。食べ物。飲み物。お仕事。おうち。いまあるすべてのものが、当たり前じゃない。
親もいない、食べ物も飲み物もないこどもたちに「いま一番なにが欲しい?」ときくと
「教育」とこたえるんだって。
学校に行きたい。みんながそう言うんだって。
わたしたちは、もっといろんなことを知らなくちゃいけない。知ってる人は、まだ知らない人に伝えなくちゃいけない。
フィリピンに、大型の台風がきたとき、こどもたちは何をもって逃げたか。
まだ会ったこともない、自分を支援してくれているスポンサーから届いた手紙。これだけもって、逃げるんだって。
月に4500円の支援で、こどもの命が繋がれる可能性が高くなって、生きる希望に、なるかもしれない。
月に一度だけ、飲み会我慢すればひとりの命が救えるかもしれない、と思えば。チャイルドスポンサーシップはここからできます。
ゆかさんと話してて、涙が出た。ゆかさんも、泣いてた。
今度、ワールド・ビジョンさんが主催をする未来ドラフト2019の審査員を恐縮ながらさせていただくことになった。
もっと、若い人たちにこの現実を知って欲しい。
お金ではない支援もできるんだ、ということを肌で感じてもらうためのものです。
ぜひ、多くの方の気づきに繋がりますように。
今、新幹線のなかで三浦綾子さんの本を読んでるんだけど、
今日は特に、言葉が沁みる。
#小林さやか