- BLOG
- 「なにもしない」をしなかったみんなみーーんなへ
- 2019.06.16
今日はワールドビジョンさんが主催する未来ドラフト2019の審査員を務めてまいりましたん。
司会は大好きなテレビ東京アナウンサーの塩田真弓さん。
審査員チームの我らがリーダーはBuzzFeedJapanシニアフェローの古田大輔さん。
e-Education創業者の税所篤快さん。
医師でありNPO法人あおぞら代表の葉田甲太さん。
オーストラリアから中継で!エッセイスト・タレントの小島慶子さんとご一緒させていただきました。
こんな素敵なメンバーにただの元ギャルを加えてくださり感謝です。。。
このプロジェクトは、ウガンダの難民キャンプにいる子どもたちに授業をつくろう!というもの。
グランプリになったチームの授業が、実際にウガンダで行われます。
日本の高校生から社会人が、何か月もかけてアイデアを練り、準備して臨んだ今日はファイナル審査。
8組の応募者(チーム)が発表してくれました。
どのチームも素晴らしくて、胸打たれました。
審査員で部屋に戻ってからも、どのチームをグランプリにするか、たくさん話し合い(みんな推しのチームがそれぞれ違って、素晴らしいところ、懸念点、実現、持続可能か?をめちゃくちゃ話し合いました。)
見事グランプリに輝いたのは、お兄ちゃんと妹、2人のチーム。
「わたしたちは、平和とは、”健康であること”だと考えました。」
その言葉から始まったふたりのプレゼンでは
ウガンダの難民キャンプに「はみがき」という文化・概念はないのだ、ということ。
でもそのせいで、いろんな病気にかかってしまって、ときには命まで落としてしまうことになるのだということが丁寧に伝えられました。(知らなかった!)
だから、わたしたちはウガンダの難民キャンプにいるこどもたちに「はみがき」をする授業を届けたい。
そこでは、日本から持っていくのではなく、持続可能なようにウガンダで入手できる「木」でつくった歯ブラシを使うことにしたんだそう。
このふたりは年明けに実際にウガンダに行き、
この授業を現地の子どもたちと実際につくる。
すんごい原体験だなあ・・
他のチームも、本当にどれも素晴らしく、
みんなが魂込めて発表してくれたひとつひとつのアイデアが忘れられないものになったよ。
惜しくも賞はとれなかったけど素晴らしいプレゼンを行った高校生の女の子が、帰り際ずっと泣いてた。
きっと、何度も何度も練習して、たくさん準備してきた分の、涙なんだよなあと思うと、私までもらい泣きしそうだった。
その気持ち、ずっと忘れないでほしいなあと思った。
悔しくて悔しくて泣けてくることなんて、そう、何度もないんだよね。きっとね。
だって人間、そう簡単に何度も、がむしゃらに頑張ることなんて、できないから。
きっと、もっと大きなことができるよ、あなたの未来が楽しみだよ、と抱きしめて伝えてきた。愛おしかったなあ
以前、このワールドビジョンの理念に感動したわたしは、
それでね、後日、ワールドビジョンのゆかさんからこんなメールがきた。
BEST8には残らなかった愛媛の子のアイデアですが、「アイデアに込めた想い」をぜひ共有させてください。
「私は、日本というとても恵まれたところに生まれ、育ってきました。 昔から、生きることさえも大変で過酷な生活をしている方々が世界にたくさんいるということは知ってましたが、なんとなく自分とは遠い存在と感じていました。 しかし、ある日小林さやかさんのTwitterで「未来ドラフト2019」を知りました。 公式ホームページを見てみると、「難民の方々のために自分にできることはやりたい」という気持ちになり、応募しようと決めました。 課題テーマが難しく、アイデアに悩んでいる時、小林さやかさんの「なにもしないを心底やめたいと思ったランチ」というブログを拝見し、心が打たれました。 再び、2人で「難民の人々を救いたい」という目標を再確認し、何度も何度もアイデアを出し合い、試行錯誤しながら、どうしたら子供達にとって一生忘れられない授業になるかアイデアを練って、このアイデアにたどり着くことができました。」
賞をとった子たちも、そうでなかった子たちも、
みーーーーんなに言えることは、
あんたたち、自分が思っている以上に最高だよ!!!!!
ってこと。
行ったこともない場所で、会ったこともない、困っているこどもたちを想い、
たくさんたくさんの時間をかけて、自分たちは彼らになにができるのか、真剣に考えて
それをひとつの形にしたんだもん。すごいことです。
それが、みんななかなかできないのです。
困ってる人がたくさんいるんだとわかっていても、なかなかそこまでできないのです。わたしだってそうです。
だから、あんたたちはまじで最高です。スーパーリスペクトヒューマンです。
応募した人、全員最高です。
「なにもしない」をしなかったみんなは、本当に美しかったです。
グランプリのチームは、現地へ行けないチームの想いぜんぶのせて、
ウガンダのこどもたちがみんな笑顔になる授業をぜひ、笑顔で、届けてください。
今日会えなかったチームのみんなも、本当にお疲れさまでした。
素晴らしい時間をありがとう。