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- 【保存版】ビリギャル流!受験勉強の始め方
- 2021.07.04
私のインスタグラムから「質問箱」のリンクにとべて、そこから毎日たくさんの質問をいただくのですが、その中で本当にたくさんの方に何度も質問いただくのはやはり「受験」のこと。
そこで、ここに保存版!ビリギャル流(ていうか厳密にいうと坪田先生流)受験勉強の始め方をしたためておきたいとおもいます。そのまえに。
受験ってメンタルが9割です。なんでかって、人間は感情の生き物だからです。
ってことをまずは覚えておいてください。ここを無視して受験はじめるから、挫折したり、思うように勉強できない、ということが起こります。受験を控えている親御様、受験生はよかったら参考にしてください。
受験の話を始める前に。
車ってエンジンかけないと動かないですよね?車にエンジンかかってないのに、周りで無理やり前に進めようとして押しても、そんな状態で目的地につくのにはめっちゃ時間かかるし、押してる方も押されてる方もめっちゃきついです。そんでたぶん、目的地につくことはありません。
人も同じです。エンジンかけないといけないんです。周りが無理やり押したって、いい結果は生まれません。では、どうやって人にエンジンかけるか?エネルギーはワクワクです。もうこれがないと始まらないんです。
1. 紙に、ワクワクすることを書き出してください。本人がです。親じゃないです。本人がやってください。
モテたい。キラキラした世界に仲間入りしたい。東京に出たい。海外に住みたい。ジャニーズに会いたい。虫とお話できるようになりたい。世界中の電車の写真を撮って回りたい。アニメ作りたい。ゲーム一生してたい。
なんでもいいです。ご立派なものでなくてもいいです。親に、「そんなバカみたいなことばっかり言ってないで!!」って言われるようなことでもいいです。バカみたいなことではないです。そのワクワクは、あなたにしかわからないもので、何よりものエネルギーになります。周りの理解は得られなくいていいです。結果だけ出せば、周りは黙るので一旦無視してください。
そのワクワクは、受験をしたら近づけそうですか?もしそうなら、受験はあなたの住む世界を大きく広げるチャンスになります。いまよりちょっと(かなり)楽しい毎日を送れるようになるかもしれないスーパーラッキーチャンスです。受験をしないほうが、ワクワクに近づけるのであればそれもひとつの選択肢です。大事なのは、受験するもしないも、「自分で」決めること。
例えば、私も高校時代は夢とかやりたいことなんてなかったです。毎日プリクラ撮ってカラオケ行って合コンして、ってそれなりに楽しくやってました。でも、このまま名古屋で一生暮らして、なんか誰かと結婚して、なんとなく生きていくのかなあ、なんかもっとまた別の世界に行ってみたいなあ、となんとなくおもっていました。そして高校2年の夏に出会った坪田先生に「きみ、慶応とか行ったらいいのに」と言われて、「櫻井翔くん行ってるとこじゃん!めっちゃイケメンいっぱいいそう!めっちゃキラキラした世界そう!!!」ってことでまさにエンジンがかかり、受験勉強がスタートしました。こんなんで、いいのです。なので、なんでもいいからわくわくするものを、漠然とでも良いので紙に書き出してください。受験は目的ではなく、単なる手段です。あなたがワクワクにたどり着くために受験が活かせそうなら、ここ頑張らない手はありません。
そのうえで、志望校を自分で決めてください。「今からでも行けそうな志望校」ってワクワクしますか?私はしません。そうやって志望校を決める人が、あまり結果が出ない人です。だってエンジンかかってないから。ワクワクするって、「そこいけちゃったら、周りはびっくりするだろうなあ!そこいけちゃったら、どんなに楽しい日々が待ってるかなあ!そこいけちゃったら、ワクワクすることもっとできちゃうなあ!そこいけちゃったら、どんな人に出会えるかなあ!そこいけちゃったら、私の人生めっちゃ変わるだろうなあ!!!」と、にやけてしまうような志望校です。ここめっちゃ大事です。ワクワクしてないと、毎日何時間も勉強なんてしてられません。
2. 現在地と、目的地がどれだけ離れているか確認してください。
エンジンがかかったら、とにかく爆速で走りだせば良いわけじゃありません。どっちの方向に、どのくらい離れたところに行きたい目的地があるのかを知る必要があります。つまり、自分がいまどのくらいの学力で、合格したい学校はどのくらいの学力があれば入れるのかをしっかり分析するんです。これを確認するには、まず赤本を買ってください。高校受験や中学受験であればその学校の過去問を取り寄せてください。そして「傾向と対策」というページを読み込んでください。ご丁寧にも、毎年その学校のその学部がどんな問題を出しているか、つまりどんな生徒をとりたいのかがそこから読み取れます。そのあとで、一回問題を必要な教科すべて解いてみる。できなくていいです。できたらこわいです。ただ、「うわあ・・・こんなむずい問題をスラスラ解けるようになんなきゃいけないのかあ・・・」と一度現実を見ておきます。一度解いたら、その赤本は受験のラストスパート時まで出番はありません。そこまでやらなくていいのでしまっておいてください。
3.6割◎が取れるところをさがして、少しずつレベルをあげていきます。
勉強の鉄則は、「難しすぎることやらない」ってことです。できない→モチベーションが下がります。モチベーションが下がったらどうなるか?机に向かうのが吐きそうなくらいいやになってきます。そんな自分がもっと嫌になります。勉強したくない。自分にはできない。自分はバカだから、地頭が悪いから勉強できないんだ・・・みたいな、なんの根拠もないただのネガティブ思考に突入して、メンタルがどんどんやられていきます。当然、受験勉強もはかどりません。なにも良いことが起きません。なので、「高校2年生だから」といって高校2年生の範囲から始めるのは危険です。学校のテストすら点数がろくにとれないのに、そのレベルから受験勉強始めちゃだめです。まずは自分のレベルにあった教材から始めてください。具体的には、「6割◎がとれるレベル」から始めます。難しすぎていやになっちゃわない、そして簡単すぎてあんま意味ない、のちょうど間のとこらへんを探してください。ちなみに、私の場合は小学校4年生のレベルからはじめました。ただ、もう一つ重要なことは、「残された時間で逆算すること」です。ずーーっと、ゆーーっくり小学生のドリルばっかりやっていたら間に合いません。6割◎がとれるってことは、わりとどんどん進みます。基礎固めはスピードを持ってやってください。
この図は、高校2年の終わりに坪田先生が書いてくれた「今後の私の学力の上がり方」を表した図です。(なめらかな曲線じゃないほうがわたし)
「さやかちゃんは基礎がほとんどないまま受験を始めたわけなので、基礎固めにかなりの時間を費やすことになる。だから途中、他の受験生と比べて焦るだろう。模試で全然良い結果がとれなくて不安になるだろう。でも大丈夫、基礎をしっかり固めた人が、最後に何十万人もの受験生を抜いて合格できるから。」とこのとき言われました。実際、この図の通りになったと自分でもおもっています。
勉強は、基礎をしっかり固めながらその上にその次の学びを積んでいくイメージでやってください。基礎がなかったら学力は上がりません。ここを怠る人が、途中で挫折する人です。簡単なレベルに戻る勇気を持って、着実にレベルをあげていくこと。一段一段階段を登っていけば、必ず目的地にたどり着けます。周りと比べずに、まずは自分のやるべきことを着実にやっていくこと。それが一番近道です。「小さなできる」を「大きなやる気に変える」が、勉強できるようになる近道なのです。
受験勉強を始めるために必要なことは、基本この3つです。ほかにも受験勉強と向き合っていくためにはいろんなコツがあるのですが、長くなるので今日は基礎中の基礎を書きました。また別の記事で、メンタル術編を書きます。
この3つを踏まえた上で、最も重要なことを最後に言います。
毎日勉強してください。
勉強するのを癖にしてください。一秒も勉強してない日はもうむずむずして、焦るくらい。親に信じてもらえない、と愚痴を言ってる暇があったら、「私本気ですよ!!!!やっちゃいますよ!!!!!」と行動で周りに示してください。そりゃあ言ってるだけで行動してないんじゃ、信じてもらえません。信じてくれない親にアピールするつもりで、もう大げさにでも良いので、私本気ですから!というすさまじい覇気を放ちながら勉強してください。だんだんそれが癖になってきます。気づいたら周りなんて目に入らないくらいになります。そうしたらもう、結構目的地に爆速で近づいていける状態になります。
以上、「受験勉強をどうやってはじめたらいいですか?」という質問にお答えしました。
まずはこのスタートダッシュをものにしてください。間違っても、なんとなあく、周りや親に流されて、なんとなああく、始めないように。
幸運を祈る!!!