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- ビリギャルとしてでなく、「研究員」として。
- 2019.07.13
こんにちは。
最近、わたし自律神経やられてるかも?と思って、知人にすすめられてナイアシンというビタミン剤を飲み始めたんですが(毛細血管がバッッ!って開いて血流が良くなるらしい)
過剰にとりすぎて蕁麻疹が止まらなくなっているわたしです。
かゆみと戦いながら、本日は2本講演をさせていただき、いま帰りの電車で久々にブログを書いております。
今朝は笹塚中学校へ。
渋谷区って、公立の中学ならどこに通うか各家庭で決めれるんですね!知らなかった。
結果、この学校は数年前から、一学年50人をきっており、教室が余ってる状態に。
そして今年から校長先生が変わられて、ICT教育などに力を入れるぞ!!よし!!という学校です。
わたしは4月から聖心女子大学の院生になり「学習科学」という分野を研究する身となったのですが、ある日、わたしがついてる益川教授に、
「さやかさん、笹塚中学校の校長先生が、うちの学校を研究対象にしてくださってもいいですよ、とお話いただいてるよ。さやかさんが書きたい修士論文のテーマにもぴったりだし、この学校のみなさんに協力していただき研究を進めるというのはどうですか?」
といわれ、飛びつきました。ぜひ、やらせてください、と。
そして、「笹塚中学校×聖心女子大学院益川ゼミ 共同研究」が今日からスタートしました。
これからの約2年で、先生方と相談しながら、学校に少しずつ変化を加えていき、どんな変化を加えればなにがどう変わったのか?ということを分析していく研究です。
学習科学に基づいた授業設計ってどんななのか?など、益川先生にご助言いただきながら進めていく予定です。(かっこよく言ってますがまだわたしはなにもわかっておりません。厳密にいうとたぶん研究を進めていくなかで、こどもたちにわたしたちが教えてもらうことになるかと思います)
いつも、いろんな学校に呼んでいただき講演をさせていただくのですが
正直1時間講演しただけでは、なかなか人って変われない。
ちょっとしたきっかけにはなるかもしれないけど、ほとんどの人にとっては長期間続くモチベーションの源にはならない、と思っていて。
やっぱり「学校」が、こどもたちにとってとてもいい環境になることのほうが、大切だよなぁと感じています。
「学習科学」とは、人の学びの本質を追求している分野です。
学び手(生徒たち)は、無能で受動的ではなく、有能で能動的な存在である、という立場に立った見方で、
どうしたら学び手に深い学びを促せるのか?どういうきっかけを与えれば「主体的に学ぶ」を実現させられるか?をデータをとりながら分析してわかってきたのが「学習科学」です。
まだまだ歴史の浅い分野ですが、ビリギャルで伝えたいことともかなりリンクするなぁと感じています。
これは教育学でなく、科学です。
ビリギャルは、奇跡の話なんかじゃない。とても理にかなったものなのだ!ということを、坪田先生はずっとおっしゃってきました。
でも、まだまだ多くの方が、
「この子はもともと頭が良かっただけだ」という。
わたしがこの歳になって、わざわざまた学費を払って学生にもどり、勉強しようと思った理由はここにあります。
「わたしがもともと頭が良かったからできたんじゃない。こういう環境があったから、できたんだ。環境で人は、変われるんだ」
ということを、多くの大人にもっと伝えなくちゃいけない、と思ったからです。
昔のわたしがなぜあんなに頑張れたのか?
わたし自身がもっとロジカルに、頭の固いおじちゃんたちをも納得させられるくらい理論をもって話すこと伝えることができるようになれば、なにかが変わるかもしれない。
だからまた学生に戻って勉強しようと思ったんです。
その研究の一環で、また学校現場にすこし関わらせていただけることになったのはとてもありがたく。
去年、札幌新陽高校にインターンで4か月行かせてもらいましたが、
今回は、「研究員」として携わらせていただくわけで、また全然違った立場で、また全然違った視点でいろんなものが見れるだろうなぁと思っております。
インターンのときとちがって、「変化」と「結果」を意識して関わることになるので気を引き締めて、頑張ります。
「学習科学」をまさにいま学び始めた学生の一人に過ぎないので、学校現場の先生方に色々教えていただきながら、わたし自身学びと発見と反省を繰り返し、意味のある修士論文を書き上げられるよう頑張ります。
ハッ・・・
めっちゃかたいブログになってしまいました。わたしとしたことが。。もっとふざけていきていきます。
生徒の未来を左右する「学校」という場所は、本当に何度行っても、身が引き締まる思いがします。
笹塚中学校のみなさま、よろしくおねがいいたしまーーーーーす!!!(研究はちゃんとやるのでご安心ください)